発注ミス商法(誤発注商法)でわざと炎上!?そこに潜む落とし穴とは?

2019年9月11日発注ミス(誤発注)発注ミス(誤発注)

ツイッターや2ch、まとめなどで爆発的にバズる発注ミス(誤発注)。みなさんもコンビニやスーパーに商品が溢れる画像を見かけたことがあると思います。

在庫が余ってしまって「気の毒だな」と思うと同時に、もし自分が拡散する側なら、これは「マーケティングに使えるかも?」なんて思ってしまうかもしれません。そこでこの記事では、わざと起こした発注ミス商法(誤発注商法)は儲かるのか、落とし穴があるのか、ご紹介したいと思います。

発注ミス商法(誤発注商法、発注ミス詐欺)とは?

よく見かける発注ミスですが、実はすべて売り切ることができてしまうことが多いのはご存知でしょうか?

単純に日本人のやさしさゆえなのか、安く販売されるためなのかわかりませんが、ツイッターや2ch、まとめなどでバズった後に沢山の人が協力してくれて、解決しています。

すべて売れるのだったら、たまに見かける「生ビール1杯目無料」とか「焼き鳥10円」とか、キャッチーなマーケティング手法のようにわざと仕掛けたら宣伝になるんじゃない?と。これがこの記事のテーマ「発注ミス商法」です。

ポイントは「アクシデントを装い炎上させ、大量の商品をさばきつつお店の宣伝を行う」ことです。

(以下、発注ミス商法(誤発注商法)とは、「発注ミスをしていないのに、多くの在庫がある写真を拡散し、口コミを狙う炎上商法」と定義してお話をすすめます。)

発注ミス商法(誤発注商法)は小リターン・大リスク

発注ミス商法≒炎上商法ということですが、自作自演ともいえるやり方でどんなリターンが期待できるのでしょうか?

まず考えられるのは、原価程度で余剰在庫をさばけることです。ただの売れ残りなのに、わざと問題を装うことである意味で「付加価値」をつけることができます。上手く行けば多くのインフルエンサーが反応してくれて、きれいに在庫処分ができてしまうかもしれません。

また発注ミスでは、SNSなどの拡散で多くの人にお店を認知してもらえる場合があります。発注ミスがバズった(炎上した)結果、来店者が増えて売上が上がったというお店もいくつかあります。これにならい、意図的に問題を起こして有名になろうというわけです。

商品がさばけない、全然バズらないといったことはもちろん考えられますが、リターンが期待できる一方で2つの重大なリスクが潜んでいます。

嘘がバレて信用が落ちる(炎上)

以前当サイトでも以下のケースを扱いました。
[blogcard url="https://scr-m.com/news/news-1336/"]

このように、もし拡散した情報に嘘があるとバレてしまった場合、お客さんの信用を大きく残ってしまう場合があります。こうなってしまうとSNSアカウントの閉鎖ならまだしも、ツイッターや2chでひどく中傷されるなど負の口コミが広がり、最悪閉店に追い込まれてしまってもおかしくありません。

詐欺罪となる可能性(誤発注詐欺)

さらに、嘘だとわかっていなければ購入しなかった、という人がいたとします。この場合は実質的な損害があるわけではありませんが、形式的に損害があると考えれば、詐欺罪に該当するとの見方ができてしまいます。

もちろんすべてのケースで罪に問われるということはありません。しかしここまでみてわかるように、発注ミス商法(発注ミス商法)は、多くの問題をもつやり方だといえます。

発注ミス商法(誤発注商法)事例をご紹介!

多くのメディアでとりあげられた事例。ことの経緯をご紹介します。

事態の経緯

25日夜のできごと。

発注量を間違えたとして、神戸の飲食店店主が写真とともに助けを求めるツイートを投稿しました。

盛大ににやらかしてしまいました、、、 、
テーブル4席だけの狭いお店なのに発注ミスしてしまい鶏肉96キロ届きました。
皆さん食べに来てもらえるとありがたいです。。
ツイッター見たと言ってもらうと食べ飲み放題通常2700円を500円引きします!!!!助けてください

多くのリツイートがされ、常連客を中心に予約が集中し事態は快方に向かいます。ツイートした店主も6月末までこの割引で提供すると感謝の気持ちもツイートしています。

一部のユーザーからのコメントで事態は思わぬ方向に

しかし、事態は思わぬ方向に動きます。

○相次ぐ疑問や批判

冷凍出来なかったのに、お肉がなくなるまでセールを続けると言うのはどう言う事でしょう。保存方法に不備があった商品を出すと言うニュアンスに聞こえますよ。飲食店は信頼第一です。嘘に嘘を重ねると痛い目を見るのは自分です。

ていうか鳥に生涯を懸けた男の魂のこもった逸品(公式食べログ引用)が業務用冷凍鶏肉って

鶏肉の産地偽装を疑う声、クーポンサイトに2,200円に割引されている食べ飲み放題が既にあった、など数々の批判や疑問の声が上がったのです。

○店主による必死の釈明

そして、疑問のツイートに細かく釈明する展開になります。

胸肉1キロ、皮2キロ、小肉1キロを発注したつもりが全て単位がロット(1ロット24キロ)でした。冷凍庫の中のお店の商品の単品の食材を全部捨てお肉を冷凍庫に入れました。それでも30キロくらいのお肉は入らなく30キロ分は冷蔵庫の中に入れました。

もともと2200円との意見がありますがソフトドリンク飲み放題で2376円、アルコール飲み放題で2700円です。
ホットペッパーのクーポン使えば消費税分はクーポン使えます。

これ以上何を言っても揚げ足ばかりとられるので何も言いません。鶏肉が偽造だと思われるのであれば食べなくてもいいので直接来店して頂いたら必ず見せます。

以上のように、なんとも後味の悪いやりとりとなりました。

発注ミス(誤発注)ツイートにおける教訓

現在、店主のツイッターには鍵がかけられており、事態の真相は明らかにはなっていません。

しかし、このケースでお店に起きたアクシデントをツイッターに投稿することのリスクがわかります。拡散によってユーザーが助けてくれるケースがほとんどではありますが、万が一にも人の良心を逆手に取るような手段はやめるべきなのかもしれませんね。

発注ミス商法(誤発注商法)ではなくトラブルに応じた拡散を

コンビニなどで見かける発注ミスについては、SNSでの拡散はとても役に立つので、バズること自体はとても良いことです。しかし利用しておいしい思いをしようものなら、しっぺ返しがあります。トラブルを避けたい方には、最終的に発注ミス商法はおすすめできるものではありません。

必要なのは何よりも「誠意」をもつこと。見た人から疑問などのツイートがあった場合でも、誠心誠意、事実である事を伝えられれば、悪い方にはいきません。商品をさばくための拡散は、あくまで問題発生時の「手段」として活用していただきたいです!

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